引き抜き行為をする事から学んだ事
人材の引き抜き、をしました。
初の行為ですがもっと早くやっておくべきだったなーと思います。
良い人材の確保ってかなり難しいと思っています。
なんせどの業界も何処も大金を払って求人広告を打って、それでもライバルも同じ事はしているので結局そんなに人が確保できる訳ではないです。
それでも打たない事には何もはじまらないので打つのですが。
そして、環境を良くする、とか、給料を良くする、とかそんな単純な話ではないんですよね。
だってそれらは誰もが簡単に思いつく事で簡単に実行できる事だから。
誰にでもできる事は誰もがするので意味がほとんどない。
引き抜きと聞くと悪い事のように感じるので、そして手間に時間にお金がかかるのに確実性はないのでしない人も結構います。
しかし引き抜き行為のおかげで、その引き抜かれた人が大きくプラスになるのであればなんら悪い事ではありません。
引き抜かれた元締めはたまったモンじゃないという話ですが、そんな事よりもその人の価値を最大限に引き出せなかった、管理がずさんだった、などなどと自分の内なる面を考え直さないといけない訳です。
引き抜きって言わば交渉です。
しかも初対面の人に対する交渉なのでスタート地点での信用はもちろんゼロ。
その上で成功するために何が必要かを考えて実行に移さなくてはいけません。
短期間で信用を得られる行動?
熱意?
人間力?
魅力的な提案?
色々な要素はありますがその全てが必要で、全てを全力にやる必要があります。
今回引き抜きを実行するにあたり、心理学や交渉術の本を数冊何度も読みました。
引き抜き当日も半身浴をしながら心理学の本を読んでいました。
突き詰めたところ変に回りくどい事をする訳でも言う訳でもなく直球にオファーをかけました。
『引き抜きをしていいですか?』
と声を掛け、そこから全てを説明するといった流れでした。
もちろんこれだけだと自分の都合の押し付けでしかないので、相手にとっても速攻でプラスになる事も挟んでの話ですが。
相手が何を望んでいるか、何に不満を感じているか、などを世間話の中から情報を拾い集めて、それらに答える提案をする事。
確固たる自信を持って話す事。
相手にとって損である事を全て取り除く事。
セールスの本にこう書いてありました、
『選ばれる理由がなければ無理にでも選ばれる理由を作り出す事』と。
相手にとって選ばれる理由を作らないとなんですね。
それは人それぞれ違ってたりするので直に接してヒアリングしないとわかりません、やらず語るのは机上の空論でしかないので。
初対面で引き抜きのオファーをかけてから、その後に2度食事や飲みで一緒の時間を共有し話し合い、結果引き抜きは上手くいきその人は僕のところに来てくれました。
そして直ぐに結果も出て、その人にとっても良いオファーだったと言える結果になりました。
もちろん僕にとっても良い結果です。
ある意味で引き抜きというのはその人の人生を少し、または大きく変化させてしまう事なので
本気で、覚悟も熱意も持ってやるべき事だと思います。
そしてお互いに良い結果にすべく全力に、そう考えたら引き抜きという行為も良い行動になります。
たった一度の人生初の引き抜きでかなり学べました。
何事も経験ですね。
今をガチで生きる!